デジタルレトリバーのおもしろライター・マユモトによる偏愛シリーズ第4弾がはじまりました!
テーマはズバリ、『関西弁』です。
「いや、マユモトの今までの記事すでに関西弁やんけ」
「やっぱり関西人なん?」
と思っている方も多いですよね?
はい、おっしゃる通り、マユモトはコテコテの関西人でございます。
普段から息を吐くたびに関西弁を使っている私ですが、改めて思うのです。
「関西弁って、なんか良くない?」と。
今回は、関西で生まれ育ち20年以上暮らす生粋の関西人・マユモトが、あえて客観的に、かつ主観マシマシに関西弁の魅力について語り尽くしたいと思います。ほないくで~!
関西弁って何なん?~関西弁の定義~

そもそも“関西弁”ってひとくくりに言いますけど、実は結構範囲の広い言葉なんですよね。
大阪弁、京都弁、神戸弁、奈良弁…などなど、地域によって微妙にニュアンスや単語が違ったりします。
たとえば、「来ない」という言葉ひとつとっても、
「けえへん」
「こーへん」
「こやん」
「きはらへん」
…みたいな言い方があります(マユモト調べ)。関西弁だけで。どんだけ種類あるねん、って話ですよね~~~関西人もそう思います。
ですから、記事の中で「これは関西弁の中でも〇〇弁で」みたいな解説をすると、この記事がどえらい文字数になることが予測されます。
そのため、本記事で定義する関西弁は、細かい地域差は一旦置いておいて、「西日本のあの辺から聞こえてくる、独特のリズムとイントネーションを持った言葉たち」というふわっとした括りで進めさせていただきます。
テレビでお笑い芸人さんが話しているアレも、ドラマで俳優さんが頑張って話しているアレも、全部ひっくるめて関西弁!…その懐の深さもまた、魅力のひとつなんですよね~~~(強引)。
関西弁の魅力を解説するで

私、マユモトが思う関西弁が愛される理由。
それは単に言葉が違うというだけではありません。そこには人間の本能をくすぐる何かが潜んでいると思っています。
①方言萌え
そもそも論として、世の中には“方言萌え”というジャンルが確立されていますよね。
普段聞き慣れている標準語(共通語)とは違う、地方独特の言い回しやイントネーション…人はそこに、無意識に、かわいらしさや素朴さを感じてしまう生き物なのです。
これは関西弁に限らずですが、方言萌えって、鎧を脱いだ瞬間の無防備さみたなものがありますよね。スーツを脱いでオフモードになった姿にキュンとする…みたいな。
普段は標準語なのに、テンションが上がったらつい方言が出てしまった時には「あ、この人、心を開いてくれてるんかな?」と錯覚してしまいがち。
方言には、そんな魔力みたいなものがあります。
人は、方言に弱い。
―これはもう、DNAレベルで刻み込まれた抗えないものなのかもしれません。
②ぶち上げ系イントネーション
関西弁の最大の特徴、それは、イントネーションにあるとマユモトは睨んでいます。
たとえば、感謝を伝える「ありがとう」。
標準語だと「あり⤴がとう⤵」と、はじめ上がっておわり下がる、的なイントネーションですよね。
これが関西弁になると、「ありがと⤴う⤴⤴!」みたいな。文末がもう戦隊もののヒーローがよく言う「トウッ!!!」みたいな感じでぶち上ってます。
いや、文字で伝えるのムズっ!!!
伝わってますかみなさん…?
…とにかく、関西弁って語尾に向かって音が上がりがちなんですよね。この、何かと音を上げがちな“ぶち上げ系イントネーション”こそが、関西弁が持つ陽気さや元気さ、親しみやすさたちの根源なのではないでしょうか。
聞いてるだけでこっちまでテンション上がってくる、あの感じ。関西弁は言葉自体がエナジードリンクなんやなぁ~~~。
③ジェンダー的な魅力アップ
これはマユモトの超個人的な偏愛ポイントなのですが、関西弁を使うとジェンダー的な魅力が3割増し(※当社比?)になる気がします。
男性が使う関西弁には、どこか漢(オトコ)を感じさせる頼もしさや、飾らないカッコよさがあったり。逆に女性が使う関西弁には、チャキチャキっとした明るさと、ふとした時に出る柔らかい響きのギャップがあったり。
あと、これ伝わりますかね?
―普段おとなしい内気な子が、ふとした瞬間にポロッと関西弁を出した時の破壊力ッ…!
「え、この子関西の子やったん!?」という驚きと共に、素を見せられたドキドキ感。
これです。これに勝るものはありません。
なんでやろ、標準語の内気キャラより、関西弁の内気キャラの方が守ってあげたくなるというか、愛おしさが爆発するのは私だけなんかな…。
関西弁が好きになった人へ~おすすめの歌&アニメ~
ここまで読んで、「ええやん…関西弁…ええやん…」となってきたアナタ。いらっしゃ~い!
そんな方のために、マユモトが独断と偏見で選ぶ“関西弁を浴びられるおすすめコンテンツ”をご紹介します。
関西弁が出てくるおすすめの歌
『好きやねん、大阪。』/ SUPER EIGHT
もうタイトルから関西弁やん!という感じでございます。歌の出だしも「ほんでもってそんでまいどあり~」と始まる関西っぷり。楽曲の半ばでは、「安くていいもんいっぱいありますよ」と、メンバーが大阪の良さを語ったり、謎の田中さんが登場したりと“だいぶおもろい歌”になってます。聴いてや!
『∞SAKAおばちゃんROCK』 / SUPER EIGHT
SUPER EIGHTの旧グループ名・関ジャニ∞の∞を「オオ」と読んで、「オオサカおばちゃんROCK」なるタイトルの歌です。大阪と言えば“大阪のおばちゃん”を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ヒョウ柄の服着たり、飴ちゃんくれたりね。そんな大阪のおばちゃん(=オカン)について歌っている一曲です。…ちなみに、この歌を関東の友人に聴かせたところ「関西の音がする…」と言われました。せやから必聴やで!
『大阪LOVER』 / DREAMS COME TRUE
これはもう、関西弁ソングといえば!のド定番ですよね。加えて、関西弁の彼氏に染まって関西弁を使い始めた彼女、というおぼつかない感じがかわいさをプラスします。「そやなぁ…」って言いたい。言いまくってください!ほんまに!
関西弁キャラが出てくるおすすめアニメ
『ワールドトリガー』より 生駒隊のみなさん
作中に登場する防衛部隊のひとつである“生駒隊”のメンバーは、全員が関西弁。普段は関西弁で和気あいあいな雰囲気ですが、実は戦ったらめっちゃ強い、という激メロギャップ付き。ちなみに、「ワールドトリガー」の原作は漫画。ぜひアニメと合わせて関西弁を満喫してくださいね。
『名探偵コナン』より 服部平次
「せやかて工藤!」でおなじみ。西の高校生探偵。彼の関西弁に初恋を奪われた人は数知れず…ですよね?幼馴染の和葉ちゃんとの夫婦漫才みたいなやり取りも、ほんま最高やわぁ~。
『カードキャプターさくら』より ケルベロス(ケロちゃん)
マスコットキャラ×関西弁の先駆け。のはず。見た目は超キュートですが、中身はコテコテの大阪のおっちゃんみたいな喋り方。このギャップこそが関西弁キャラの真骨頂です(?)。
まとめ:関西弁の沼へようこそ…来てもうたな…こちら側に…

というわけで、今回はマユモトのアイデンティティの一部でもある「関西弁」について、暑苦しく語らせていただきました。
方言の中でもとくにキャラが濃い関西弁ですが、知れば知るほど、聞けば聞くほど、そのリズムとあたたかさにハマっていくはず。
もうアナタは、街中で関西弁が聞こえたら耳を澄ませてしまう身体になってしまったことでしょう。
来てもうたな…こちら側に…。
という言葉を残して、マユモトは次回の記事へと旅立つことにします。ほなまた!
P.S.「マユモト、古着だけじゃなくて関西弁への熱量も相当やな…」と呆れた方へ
この絶妙な偏愛と暑苦しさこそが、人の心を動かすと信じています。そしてこれがマユモトの最大の魅力だと自負しています。ほんまに。
関西弁のイントネーションのように、読者のテンションをぶち上げる記事を書きたい!と思ったアナタ!ぜひ私マユモトに大切な記事を任せてみませんか?
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「ほんまに書けんの?」と思ったアナタ、ぜひ一度お試しあれ!マユモトが全力で“ええ仕事”しまっせ!


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