小学校の保護者の悩み。
それは、子ども会の役員問題。
「正直しんどそう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
くじ引きや順番で決まることも多く、仕事や家庭との両立に不安を感じるケースも少なくありません。
私の場合、息子が4年生になったくらいから
「わが家に役が回ってきたらどうしよう…」「役員にだけはなりたくない」
と強く強く思っていました。
漠然と、「何をするのかわからないけれど、とんでもなく大変そうなもの」というイメージが強かったんですよね。
小学生のお子さんをもつ親御さんはきっと身に覚えがあるかと…。
この記事では、実際に子ども会の役員を1年間経験した中で感じた負担や課題、そしてそれでも意味はあると感じた瞬間について、リアルな視点でお伝えします。
子ども会の役員を1年やって感じた“気持ちのズレ”
私自身、くじ引きで地区の副部長というポジションが決まり、1年間役員として関わることになりました。
一般的に副会長という呼び方でしょうか?地域によって名称が違うかもしれませんね。
最初は「え、なんで…」というのが正直な気持ちでした。
もちろん言葉にはしていません。
当たりたくないと思いながらも、まぁ当たらないかなという意識もあり…
会則とかもよくわからない状態で選出についての委任状を出していたんですよね。
(委任状を出している立場なのに「なんで」は無責任だったな…って今なら思います。)
さて、かくして腹をくくって役員会に参加します。
実際に関わってみて感じたのは、「活動の前提が人によって違う」というズレでした。
たとえば、子ども会の会員は年々減っていて、途中で抜けていく家庭も少なくありません。一方で、町内会の行事はこれまで通りの形で続いていて、その運営は子ども会がメインで担う前提になっていることが多いのが現状です。
つまり「負担は増えているのに仕組みは変わっていない」という状態。
このギャップの中で動いていると「これは誰のための活動なんだろう」と感じる瞬間もありました。
関わる立場になって初めて見えてくる違和感だったと思います。
子ども会の負担が大きいと感じた理由(ワーママ視点)
特に感じたのが、役員の負担の大きさです。
平日の夜に連絡が回ってきたり、休日に準備や打ち合わせが入ったり。
役職によっては、各家庭からの電話対応に追われたり。
と、仕事や家庭と役員の両立が求められます。
不便だな…と感じたのは
LINEやメールという連絡手段のないご高齢の町内会の役員さんにお手紙を届けに行ったり、お電話でお話ししたり。
表に見える作業だけでなく、スケジュール調整や連絡のやり取りなど、見えにくい負担も多く、「やりたいから関わる」というより「当たった人がなんとか回す」という状態になっていると感じる場面もありました。
共働き世帯が増えている今、この負担感は無視できない課題だと感じます。
それでも子ども会に意味があると感じた瞬間
一方で、実際に関わったからこそ感じられた価値もありました。
行事当日。
準備のときは正直バタバタで、「早く終わってほしい」と思ってしまう瞬間もあります。
でも、いざ始まると、子どもたちが思いきり楽しそうに笑っていて。
走り回ったり、友だちとふざけあったり、役割を与えられた子はちょっと誇らしそうな顔をしていたり。
その姿を見ていると、不思議とこちらの気持ちもほどけていくのを感じました。
普段はあまり関わることのない保護者同士も、自然と会話が生まれて、「おつかれさまです」と声をかけ合ったり、子どもの話で少し笑い合えたり。
そんな何気ないやり取りが、少しずつ距離を近づけてくれるようにも感じました。
こういう時間って、目に見える成果があるわけではないけれど、地域の中で「知っている人がいる」という安心感につながっているのかもしれません。
例年通りでは続かない?子ども会の課題と現実
だからこそ感じたのは、「例年通り」を続けることの難しさです。
働き方や家庭のあり方が変化している中で、これまでと同じやり方を維持し続けることは、誰かに無理をさせてしまうことにもつながります。
会員の減少や担い手不足といった現実を踏まえると、これからの子ども会は“続けるために変わる”ことが必要なのではないかと感じています。
実際にやってみたデジタル化
そこで今年は、できる範囲で運営の形を見直してみました。
紙で回していた連絡をやめてオープンチャットを活用したり、出欠確認をフォームで行ったりと、小さな変化ではありますが、デジタル化を取り入れてみました。
その結果、連絡の手間が減り、役員側の負担が軽くなっただけでなく参加する側にとってもハードルが下がったのではないでしょうか。
すべてを変えることは難しくても、少しずつでも改善していくことで、無理なく続けられる形に近づけるのではないかと感じました。
子ども会を続けるために必要だと感じたこと
子ども会の活動には、確かに大変さがあります。
それでも、子どもたちの笑顔や地域のつながりといった価値があるからこそ、「なくす」のではなく「続けられる形に変えていく」ことが大切なのではないでしょうか。
実際に役員を経験したことで、外から見ているだけでは分からなかった課題や可能性に気づくことができました。
負担を減らしながら、無理なく関われる仕組みを少しずつ整えていくことが、これからの子ども会にとって必要なのだと思います。

