e-Tax送信ボタンを押す瞬間のために。確定申告の苦行をエンタメ化してみた

こんにちは。メディアレトリバーのライターYAMです。

2月…世間がバレンタインの甘い香りに包まれる中、我々フリーランスは孤独な審判の場に立たされます。

e-Taxのログイン画面は、迷宮への入り口。

「これで合ってるのか?」

「なぜ数字が合わない?」

一度迷い込むと、なかなか出口を見つけられません。

でも、これは本当に「苦行」なのでしょうか?

否!これは、この過酷な現代社会を1年間生き抜いた我々による、我々のための、年に一度の「フェス」なのだ!

今回は、領収書の山を「紙吹雪」に変え、確定申告を人生最高のフェスへと昇華させるための、狂気的な儀式の数々を紹介します。

目次

【開会宣言】確定申告フェスの幕開け

フリーランスの皆さま、2月16日から始まる確定申告の準備はできていますか?

特に、私と同じように税理士をつけずに自力で青色申告している皆さま、お疲れさまです。

今この瞬間、日本中のフリーランスが画面の前で同じように頭を抱え、同じようにe-Taxの不機嫌さに耐えていることと思います。

確定申告はつらい。めんどくさい。わけがわからない。

でも、同時に1年間生き延びた証明でもあります。

領収書という思い出のアルバムをめくれば、そこにはドラマがあります。

まだ手付かずの方々も、今こそ確定申告フェスを始めるときです。

会計ソフトというゲートを一緒にくぐりましょう!

準備編:会場設営とBGM

フェスを盛り上げるためには準備が必要です。

まず、普段は買わないちょっと高級なお菓子を用意しましょう。

私の場合はチョコ。

ちょうどバレンタイン時期なので、良い感じのチョコが手に入りやすくて助かります。

このご褒美をフェス中の休憩時間などに食べることで、モチベーションを維持できます。

そして、フェス中はテンションが上がるプレイリストも作成しておきましょう。

ベタに「栄光の架け橋」などを流すと、ドラマチックな雰囲気に浸れます。

あまりにテンションが上がると歌いたくなるので、ラジオもおすすめ。

私は好きな芸人さんのPodcastを過去の放送から遡って再生しています。

競技編①:謎の領収書との遭遇

確定申告フェスのゲートをくぐり、最初に立ちはだかるのが、解読不明の領収書たち。

「3月17日、交通費15,000円…3月の私よ、お前はどこに何をしに行ったんだ?」

「8月1日、雑貨3,400円…雑貨って何?何を買った?」

スケジュールとつきあわせ、スマホの写真を見返し、「あの取材か!」「あの撮影の小道具か!」と特定した瞬間、ガッツポーズ!

過去の自分に「領収書、取っておいてくれてありがとう」と心の中でハグをして、次の領収書に立ち向かいます。

厄介なのは…いや、楽しいのは、紙の領収書を整理し終えてもクレジットカードの履歴という更なるハードルが待ち受けていること。

「支払先:Amazon」が私にとって最大の敵です。

Amazonの購入履歴と照合する作業は無心でこなします。

購入品の詳細を見るまで、それが「仕事用の資料」なのか「深夜のテンションで買った海外製の謎の便利グッズ」なのかわからない。

実にスリリングな戦いです。

競技編②:経費のボーダーラインと格闘

次に訪れるのが、グレーゾーンを攻める自分との戦いです。

たとえば、スタバの領収書。

「そういえば、この日は取材の空き時間ができて、打ち合わせも兼ねてスタバに行ったなぁ。でも、実際は仕事の話なんて一切することなく、『宝くじが当たったら何にお金を使うか』しか話さなかったんだよなぁ」

これは経費?それとも私欲?

その境界線で己と向き合うのが、フリーランスの確定申告フェスの醍醐味です。

そして、迷いに迷って領収書を丸めて捨てたとき、敗北感と解放感を同時に感じることができるのです。

競技編③:会計ソフトを乗りこなす

私はそれほど収入も多くなく、支払う外注費も年間数件なので、会計ソフトへの入力も自分で行っています。

年に一度のフェスなので、なかなか慣れることはなく、毎年新鮮な気持ちで作業に臨むことができます。

そして、毎年思う。

「毎月ちゃんと領収書を整理して、入力まで済ませておけば良かった」と。

だがしかし、2月に気づいても後の祭り(フェスだけに)。

とにかく作業を進めなくてはなりません。

ありがたいことに、私には経理経験のある母というサポーターがいます。

毎年2月に電話をかけてきては「お母さん…なんかわからんけど数字が合わへん。意味がわからん」と泣きつくアラフォーの娘を母がどう思っているかは、ここでは考えないようにしましょう。

きっと娘の元気な声を聞けて、母も嬉しいはず。

そう思っておきます。

お母さん、ありがとう。

クライマックス:e-Taxという名のグランドフィナーレ

数時間に及ぶ領収書との格闘、そして経費の仕分けという名の「自己対話」を終えた私たちの前には、グランドフィナーレに向けた素材が完成しています。

それは、フリーランスとしての1年間の歩みを凝縮した、いわば「私という人間の2025年度・総決算」。

e-Taxに一つひとつの数字を丁寧に入力し、入力漏れがないか確認していく作業は、何度経験しても心拍数が上がります。

e-TAxとマイナンバーカードのおかげでずいぶん楽になりましたよね。

マイナンバーが導入されたとき、「国民一人ひとりを番号で管理するなんてなんか嫌」とか言ってごめんなさい。

スマホをかざすだけでe-Taxと連動してくれるマイナンバーカード、好きです。

そして、ついに送信ボタンを押す瞬間が訪れます。

渾身の力を込めて、いざ送信!

私の魂(数字)が国税庁のサーバーへと飛んでいく様を一瞬見届け、拳を突き上げます。

終わったー!

e-Taxはクールな表情で「正常に送信が完了しました」とフェスの終了を告げてくれます。

花火が上がるとか、イータ君(e-Taxのキャラ)が小躍りするとか、もうちょっと演出があってもいいと思うのですが、余韻のなさもきっとe-Taxの魅力なのでしょう。

【閉会式】来年の自分へのメッセージ

正常に送信が完了し、戦いを終えたデスクには空になったコーヒーカップと、役目を終えた領収書の残骸だけが残っています。

ここで、2027年2月の私へ魂のメッセージを送るのがこのフェスの恒例行事。

「いいか、未来の私よ。今この瞬間の肩こりと目の霞みを忘れるな。

来年こそは、毎月…いや、せめて四半期に一度は、溜めずに仕訳をするんだ。

頼むから、1年分の記憶を24時間で一気にロードするような『力技』はもうやめてくれ」

ちなみに、この誓いは守られたことがありません。

そして、2025年の私へのねぎらいの言葉も忘れずに。

「よく頑張った!過去の私よ。お疲れさま」

締めくくりに祝杯をあげて、後は毎年迷惑メールと見間違いそうになるシンプルな日本語の国税庁からのメールを待つのみです。

確定申告フェス2026、閉幕。また来年、この戦場で会おう。

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