【自己紹介】「伝えること」に温度を込めたい ― 営業からライティングへ

【自己紹介】「伝えること」に温度を込めたい ― 営業からライティングへ

こんにちは!デジタルレトリバーのライター【えりこ】です。

元営業マンの私がライティングの世界に挑戦し、“数字や情報だけでは人は動かない”と実感した経験を、今度は文章に込めて届けたいと思っています。
今回は、そんな私の自己紹介と、ライティングに込めている想いを少しだけお話ししますね。

目次

「あなただから」が嬉しくて。

私はこれまで、化学品を扱う法人営業として全国の製造現場に足を運んできました。

営業という仕事は、ただ商品を紹介するだけではありません。お客さまの課題を一緒に考え、ときには現場に入り込み、製造トラブルや品質改善に向き合う。いわば「伴走者」のような役割でした。その中で、今も心に残っている言葉があります。

「正直、他社の商品のほうが安い。でも、あなたから買いたいんだよ」

商品そのものの価値だけでなく、自分という人間を信頼して選んでいただけたこと。それが私にとって何よりも嬉しく、同時に、人と人とのやり取りの中で生まれる“温度”が、相手の背中を押すのだと実感した瞬間でした。

情報そのものに加えて、その背景にある想いや文脈を伝えてはじめて、人は「自分ごと」として受け止められる。営業で学んだこの気づきが、私の文章に向き合う姿勢の原点になっています。

営業とライティングの共通点

営業とライティングは、一見するとまったく違う仕事に見えるかもしれません。ですが、実際には大きな共通点があると考えています。

それは「言葉にされていないモヤモヤをすくい取ること」です。

営業では、お客さまが最初から本音をすべて話してくださるわけではありません。雑談の中に出てくる小さな言葉や、ふとした表情の陰りに、本当の課題が隠れていることが多いのです。それをくみ取り、形にして提案することが私の役目でした。

ライティングも同じです。検索して記事を読む人は、「答えがほしい」と思っている一方で、言葉にしきれない不安や迷いを抱えていることがあります。

文章でその思いをすくい取り、寄り添うことで「読んでよかった」と感じてもらえるのだと思います。

営業経験で感じた“言葉の質量”とは

「物を売ることは商品の値段やスペックだけではない」

世の中には類似商品や安価品があふれています。それでも「この商品がいい」と選ばれる背景には、スペック以上の理由があるはずです。営業の現場でも、どれだけ良い商品でもただ資料を渡しただけで買ってもらえることは一度もありませんでした。

そこには、相手が納得し安心できる「ストーリー」や「温かみ」が必要なのです。

私は、それを “質量” と呼びたいと思っています。

目には見えなくても、確かにそこに存在する重み。営業で言えば「この人と一緒にやりたい」と思ってもらえる関係性。ライティングで言えば「この記事に出会えてよかった」と思える体験。

その“質量”を届けられる文章こそ、心を動かす文章なのだと思います。

“質量”をもった記事を書くために

もし検索結果に並ぶのが、ウィキペディアのように知識だけが羅列された記事ばかりだったらどうでしょうか。確かに情報は得られます。でも、そこから「自分にとってどう役立つのか」「どう行動すればいいのか」とまでは見えてこないはずです。

私自身、検索するときには単なる知識以上に「経験則」を求めています。

同じような状況の人がどう感じ、どう行動し、結果どうなったのか。そうしたリアルな声に触れることで、「自分もやってみよう」と思えるからです。

だからこそ、私が書く記事でも、自分の体験や心の動きを素直に語っていきたいと思います。

記事の向こう側にいる人が、どんなストーリーを持ち、どんな気持ちで情報を探しているのかを想像すること。それを常に意識して書いていきたいです。

もちろん、SEO記事として検索意図を満たすことは大前提です。ですが、そのうえで「心に残る記事」を書くためには、知識やデータだけでなく、体験や想いといった温度を込めることが必要だと考えています。

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